データのバックアップ(オンプレミス対応)
データのバックアップの基本原則
・やたらとバックアップデータを取らない
・通常は三世代バックアップが標準と考える(データ領域上、厳しい場合は2世代でも可)
・リストアも模擬的にやっておく
・バックアップの工程表+最重要データはどれか洗い出しておく
・バックアップは、最重要データから取って行く
・バックアップする前に、データのマージやクレンジングしてから取る
・ファイルが破損していたり、データ移行出来ない場合がある事を認識しておく
・フォルダにデータバックアップをした場合、フォルダ名に西暦で記載しておく
データ整理とバックアップについての流れについて図を使って説明します。バックアップについては、データ整理を行った直後に行い、不可逆的な流れを作ります
当社が考えるデータバックアップの取り方
・全データのバックアップが基本
(※最悪の場合は、重要データのみ) 本当に、要らないデータはバックアップの対象外
重要なデータの定義としては消えて、リストアしたときに無いと業務に支障が出るもの
・データバックアップの頻度⇒業務に影響が出ない程度
自動バックアップを設定しても、取れるテイルかどうかの確認する作業が発生する
・何世代分のバックアップを取るか
バックアップ先のストレージとの関係で、通常は3世代。最低、2世代。
【データのバックアップ作業する際の注意点】
顧客の作業対象のデータをバックアップ(仮に(A)とする)
▽
更に、そのバックアップ(A)を取ったデータを更にデータバックアップ(仮に(B)とする)を取る
▽
実際に、データ整理やデータクレンジングしていくファイルやフォルダは(B)のモノで行っていく
※
この手法については、(A)で作業していて何かの事象(データの破損など)が発生した場合、再度お客様の所へ行き、本体データの一部か全部をコピーさせてもらう事になる状況を避けるためである。
社内で使用しているNASの位置づけ
・NASについては、第一次バックアップのデータ保存先としての活用がベスト。
・NAS上でのファイル操作(編集、上書きなど)作業はオススメしない!
(信頼の置けるクラウドの上で作業をする方が良いです、例えば…ONEDrive、DropBoxとか)
・搭載されているHDDが壊れた時に、設定上リビルドが発生するタイプのモノですと、そのリビルドする際に、全てのデータが壊れる現象が、たまに起きています。特に、最近の小型のNASですと、SSDと3.5インチHDDの両方を搭載しているタイプもありますが、どのタイプでも、たまにそういう現象が出ています。(QNAPやSynology、 NETGEAR…etc)
上のグレードで、有名なNetAppにすれば、安定稼働・安定運用出来ます。機能的にも小型のNASよりも遥かに豊富な機能が揃っていますが、大体1TB10万円で計算して大きく外れていないと思います。
例) 10TBで 100万円