クラウドの比較、クラウド移行など

1.パブリッククラウド、プライベートクラウド、ファイルサーバーの比較表

クラウドの比較、クラウド移行などで使用している図。パブリッククラウド、プライベートクラウド、"ハイブリッドクラウド(クラウド×クラウド)"、"ハイブリッドクラウド(オンプレミス×クラウド)"、"ファイルサーバー(オンプレミス)"

2.オンラインストレージが向いている業界

製造業、メディア、テクノロジー、文教、流通・小売、専門サービス、土木・建築・設備

3.オンラインストレージが出来る事

①データ保存と保管…バックアップの手間が要らない、過去のバックアップ世代管理が楽
②ファイル共有化…フォルダを社内社外の人と共有化出来たり、共同作業が出来る
③セキュリティ…フォルダについてアクセス権限を付けられる
④共同作業の効率化…社内外でデータ(ファイル)を共有して作業効率を上げられる

4.クラウド利用する前の不満・不安な点

クラウドを使用しなくなった時に、データ移行やシステム移行をうまく出来るか不安
パブリッククラウド、プライベートクラウドなどクラウド間での連携やデータ移行が解りにくい
パブリッククラウド、プライベートクラウドなどクラウド間での連携やデータ移行が難しい
クラウドが停止した場合の対応が不安
自社のデータをどのように管理しているのか不明確
料金体系が外貨建てで計算されていたり、複雑で解りにくい
費用対効果で、十分なコストパフォーマンスが発揮出来るかどうか不安
ITリソースの変更依頼から完了まで、意外と時間が掛かる
どのクラウドを使用すべきか解らないので結局、ハイブリッドクラウドの状態になってしまう可能性が高い

5.クラウド利用した後の課題や懸念点

移行ノウハウがない
移行後のアプリ改修を避けたい
移行に伴う運用変更
クラウドに起因したシステム障害のリスク
オンプレ環境との接続
クラウド化によるコスト増
クラウドのセキュリティ対策

6.クラウドサービスの利用メリット

柔軟性の向上…IT資産の変更が容易になる。PoCがし易くなる。サービス導入短納期
可用性の向上…機器の入替などで、多額の費用を支払うこと無く365日24時間稼働可能
対応力の向上…新しい技術や機能の追加、最新技術の活用が可能になる
業務効率性の向上…社内利用者1名当たりの費用が低減する。短期間で導入可能。
セキュリティの向上…一定水準のセキュリティが担保出来る。オンプレミスより向上する場合もある。

7.クラウドの安定稼働を担保する3つの要素RAS

信頼性(Reliability)
保守性(Serviceability)
可用性(Availability)

8.その他のクラウドの種類

分散クラウド:通常のオンプレミス・パブリック・クラウド
都市圏コミュニティ・クラウド:複数の顧客が接続する1つの都市または都市圏のノードに提供されるクラウド・サービス。
IoTエッジ・クラウド:エッジ・デバイスと直接対話する分散型サービス。
5Gモバイル・エッジ・クラウド:5G通信/キャリア・ネットワークの一部として提供される分散クラウド・サービス。
グローバル・ネットワーク・エッジ・クラウド: グローバル・ネットワーク・インフラストラクチャと統合できるように設計された、基地局、ハブ、ルーターといったクラウド・サービス。

9.クラウド利用のセキュリティ課題

シャドーIT…許可していないクラウドサービスの利用
どのようなクラウドサービスを利用しているかを把握していない/把握する方法が無い
⇒可視化
規制とルール…クラウド利用に社内規定や各種規制を適用
社内ルールを作成しても、強制的な規制が実施出来ず抜け漏れがある
⇒コンプライアンス
情報漏洩…クラウド経由による機密情報の漏洩のリスク
社内LANに構築した仕組みでは、クラウド上のデータ保護は完全に出来ない
⇒データ保護
サイバー攻撃の脅威…サイバー攻撃の標的に
クラウドサービスは攻撃対象にされるとセキュリティ対策はクラウド事業者次第
⇒脅威保護

10.経営課題を解決するプライベートクラウド

仮想化技術の成熟により。アプリケーションとITインフラを分離独立する事が容易になった
アプリケーション運用とITインフラ運用を統合して構成を単純化
俊敏性向上(顧客の多様なニーズに素早く対応)
品質向上(トラブル無く安定運用する事で信頼性が得られる)
運用効率向上(費用削減する事で、その分が利益向上に繋がる)
⇒売上・利益の増加、収益向上
⇒ロスを最小限に抑えて費用を削減する
⇒戦略活動する工数を確保出来る

1.クラウド移行計画

クラウド移行対象データやシステムの洗い出し

クラウド移行順序の方法の決定

・既存システムやアプリケーションの重要度
・既存システムの保守期限の調査
・ハードウェアなど制約事項の確認

▽▽▽

クラウド移行方式の決定

・移行方式
・移行の手法や使用するツールの選定
・スケジュール調整
・テスト項目の洗い出し

▽▽▽

クラウド移行方式の実施

・スケジュールの工程通りに実施
・大幅な遅延が発生しないように注意する
・システムやアプリケーションの稼働確認
・性能テスト

2.クラウド移行の工程表 参考事例

3.オンプレミスからクラウドに移行するメリット

コストの最適化 業務の効率化・生産性向上 企業統治、社員意識、企業ブランディングの維持向上

・ソフトウェア開発サイクルの迅速化
・IT運用やITインフラ基盤に掛かる費用削減
・シームレスなスケーラビリティを実現
・アプリケーションの耐障害性の向上
・セキュリティレベルの向上
・イノベーションやアプリケーションの開発に注力が出来る

セキュリティ対策、コスト削減、管理性向上、生産性向上

ITインフラ基盤コストの削減

・大規模なデータセンターを保有しなくて良い
・負荷の高い処理が最適な構成で処理される
・高いハードウェアの維持費が掛からない
・高い電力費用、冷却関連費用が掛からない

可用性、性能の向上

・ハードウェアの経年劣化の障害対応が要らない
・最新のチップセットなどの最新の技術の恩恵を受けられる

拡張性も即時導入可能

・固定のハードウェアを所有すると技術面から制約を受ける
・複数台所有している場合、ハードウェアもサイロ化して、一時しのぎ的な対応になりがちになる

ビジネスリスクの低減

・重要なシステムを旧い世代のハードウェア上に構成してしまうと、停止などのリスクが低減する
・会社の経営の担保が、脆弱なハードウェアとの相関関係を切り離せる
・サポートについては、全て自社で行わなくても良い

4.クラウドの活用

手段:クラウドの一部適用
目標:IT部門中心にクラウドを利用
目的:費用削減、柔軟性向上
手段:社内システムとのクラウド統合
目標:社内で利用しているクラウドの間で連携
目的:内部情報の有効利用
手段:社外システムとのクラウド統合
目標:複数の企業間で環境構築
目的:新たな価値の創出

5.クラウドを選ぶ時のポイント

高い拡張性…機能を追加してアプリケーションの機能を簡単に拡張出来る
機能追加のしやすさ…開発側が提供する構築済みのサービスを活用出来る
再利用可能性…複数のアプリケーションが再利用出来る
メンテナンスのしやすさ…簡単にメンテナンス出来る

6.オンプレミスサーバーからクラウドへの移行の問題点

移行費用、関連インフラ移設費用
業務アプリケーション対応の引き継ぎ問題
データ移行問題
アクティブディレクトリ移行・移行先設定問題
スケジュールリスク セキュリティ/ハードウェア問題
レスポンスレイテンシー移設以前の水準を保てるかどうか
クラウド移行後IT技術の進歩にクラウドが付いて行けるかどうかの問題
サーバ/ネットワーク/OS/ソフトウェアの機能についてクラウド下で機能など継承出来るかどうの問題
リエンジニア・統合・効率化問題
サーバ統合/ストレージ統合/管理運用問題

7.クラウドの提供価値

オンプレミスとクラウドで一貫性のある運用
容易なワークロードのポータビリティ
ネイティブなクラウドサービスとのシームレスな連携
小規模から大規模までカバーする柔軟な構成

8.クラウドからの分岐点

リプレイス
レガシーなアプリケーションをクラウドベースのモノと置き換える事
リプラットフォーミング
少し修正してクラウドへ移行する
リホスト
ホストをクラウドに置き替え
リファクタリング
クラウド機能を活用するために、モジュール単位に分解
リビルド
最初からアプリケーションの作り直し

9.クラウドネイティブ(PaaS)とクラウドリフト(IaaS)の比較

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