BCP、DR(ディザスターリカバリー)

1.BCP確認事項…DR(ディザスタリカバリー)環境構築するに際して顧客の事業継続計画(BCP)の点検項目

対応する災害レベル…大規模システム障害、自然災害、パンデミック、発生個所/被害範囲
想定被害パターン…業務拠点、データセンター、ネットワーク、社内外関連システム
災害時に実施する必要がある業務…システム復旧前にも開始する業務/システム復旧後直ぐに開始する業務
DR(ディザスタリカバリー)環境サポートレベル…性能、運用保守
DR(ディザスタリカバリー)環境導入の成果

2.災害の種類

地震
サーバーがある場合、建物の耐震性と免震構造
高層ビルにサーバーある場合、地震加速度の少ないフロアを利用(低層階)
サーバーやディスク装置の耐震化を高めるために固定

洪水・高潮・津波・台風
データセンターは、高台や岩盤がしっかりとした場所を選ぶ
データセンターはビルに設置する場合は5階以上に設置する(洪水やテロリストなどの車輌特攻による攻撃等を想定)
電源設備等が地下や1階にある場合は、水密扉を設置するか、もしくは5階以上に設置する

火災
防火設備、延焼や類焼を防ぐ建材を使用、消火設備の設置

大規模広範囲停電・長時間停電
何らかの障害により、停電が広範囲にわたり、長時間した場合に、備えてUPS等の稼働時間など確認しておく

3.具体的な事業継続計画(BCP)対策

事業継続計画(BCP)を経て、その中に復旧計画(DRP)を加える
システムの継続的利用を重視したい場合、Web経由で冗長化システムを構成する
復旧時間と工数を短縮化したい場合、本番データを外部サイトへ複製する
復旧時間と手間が許容範囲ならバックアップデータを外部へコピーしておく

4.BCP対策の壁

事業継続計画を立てたいが、部署が縦割りで役割が統一されていない
取引先から言われているが、同じレベルで対策出来ない
自社は中堅企業なのでエンタープライズ企業と同レベルの対策は費用面で不可能
経営層は、インターネットの情報やTVなどのメディアに感化されている
日々業務で、時間的に一杯で時間を割く余裕が無い。

5.DR(ディザスタリカバリー)環境における要求事項

BCP確認の結果、DR(ディザスタリカバリー)環境に関し、業務面及び技術面での点検項目
業務面(顧客要求事項)…想定する災害規模への備え、災害時の迅速な回復、様々な利用方法、平時・被災時の費用圧縮
技術面(弊社要求事項)…連携の安定性(確実な退避と復旧)、構築の容易さ、復旧作業の容易さ

6.DR(ディザスタリカバリー)環境における要求事項を検討した結果

災害発生時にDR環境を使用して、暫定的にでも業務が再開可能な事を目的

7.DR(ディザスタリカバリー)クラウドサービス構築 インフラを備える

災害対策機能整備 代替手段を整備する
平常時運用マニュアル策定 文書やDR(ディザスタリカバリー)環境、データなどの維持
災害時復旧手順策定 災害時の連絡、判断などを手順化
災害時運用マニュアル策定 担当以外でも実施できる準備

8.DR(ディザスタリカバリー)環境導入の成果ポイント

目標復旧時間、目標復旧 ポイントの達成
目標時間内での復旧を実施
高速なデータ同期で短時間のバックアップ間隔を実現

9.災害時リスク、業務制約への対応

災害発生から業務復旧までの手順・フロー、確認点等の文書化により、リスクや制約への備え・代替手段を整備
信頼性の高いDR環境
マルチクラウドによる災害耐性の向上
メイン環境のリソース増減に対応可能
災害時でも容易な運用の 実現
各種手順書により、災害時要員でもオペレーション可
簡易なUIにより、専門要員以外も対応可能

10.DRの回復力向上について

DRに対しての環境を用意しておく
事業継続計画(BCP)を作成する
データのバックアップについての把握
DR時の切り替え手順書の作成
DR時の切り替え訓練の実施
クラウド利用によるレジリエンスの向上

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