(2025年12月26日)のニュースとして報じられている主な情報漏えいやセキュリティ関連のトピックは以下の通りです。
企業の「漏えい事故」そのものよりは、「公的機関の不祥事」や「過去の事故の続報」が目立つ一日となっています。
1. 公的機関・行政関連
さいたま地検 検事による情報漏えい 法務省は本日、交際していた女性に捜査情報を漏えいしたとして、さいたま地検の35歳の男性検事を懲戒免職処分にしました。国家公務員法(守秘義務)違反の罪で略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受けています。
防衛省 特定秘密の不適切運用 特定秘密の運用に不適切な点があったとして、防衛省が職員19人を処分したことが報じられています。
2. 企業の進捗報告・続報(本日発表されたもの)
アスクル(サイバー攻撃の続報) 以前より発生していたサイバー攻撃被害に関し、本日、仙台・福岡の物流センターでも商品出荷を再開したとの対応状況が報告されました。
住友林業クレスト(調査完了報告) サポート詐欺を発端とした不正アクセスについて、調査と顧客への連絡が完了したとして、最終的な案内を公表しています。
西友(問い合わせ窓口の終了) Blue Yonder社への不正アクセスに起因する従業員の個人情報漏えいについて、二次被害や問い合わせが沈静化したため、本日をもって専用窓口を終了すると発表しています。
3. その他(データの滅失など)
JR西日本・日本旅行 豪華寝台列車「瑞風」の乗客データ(約900件)が、社内サーバーから誤って削除(滅失)されていたことが判明しました。ただし、こちらは外部への「漏えい」ではなく、誤操作による「データの消失」とされています。