守られていない現場:データの5Sが守られていない所とは、一言で言うとデータマネジメント・データ管理がなされていない所です。例として、測量機器を使って測量現場で使用したデータについて初期状態に戻して、次ぎに使う人のために、直ぐに使える状態にしておくなどです。
~守られていない例~
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1.どこにどんなデータがあるのか包括的に把握出来ない
2.顧客データの品質が悪い、もしくは良し悪しのレベルすらも、解らない
3.顧客・製品マスターなどに重複レコードが多い
4.複数システムに渡るマスターがあるために、管理・統合が困難
5.クラウドとオンプレミスのデータ連携が出来ていない
6.データ容量の大きなファイルが増えている(そのために、システムやアプリの起動や動作に影響を与えている)
7.同じファイル、類似ファイルを複数の社員が別々に保存している
8.類似ファイル名が多数(無数に)あり、1つづつ開いて確認しないと中身がわからない
9.フォルダ階層が複雑化していて、保存した人にしか格納した場所がわからない
10.ファイルを保存した場所が複数に分散している(系統立てて、フォルダ格納されていない)
新型コロナ禍の中で、サイバー攻撃が高まっていますが、データの5Sでデータマネジメントがしっかりしている現場では、攻撃を受けた場合の被害状況が把握し易い。いらないデータ数をアーカイブして、個人PC内にデータを保有していなくて別の箇所に格納していると、そこは被害を受けない可能性がある。